Think Tank Ski Tour 2000−その２

翌日は、うって変わって雪、というか風が強くなってきて、もう吹雪といっていい天候です。昨日のうちに、ドラゴンドラに乗っておいてよかった。苗場スキー場内のゴンドラも、上の写真を撮影した後で、強風のため運行停止になってしまいました。 今回は、Keijinも睡眠十分で好調のようです。さて、ShinとArchieはというと．．．、目覚まし時計のベルが聞こえないほど絶大な威力の耳栓のおかげで、「遠くでいびきを聞きながら」状態で眠れたそうです。

こんな天候でもMakotoの講習と、Archieのビデオ撮影は続きます。オートフォーカスでは雪にピントが合ってしまって、撮影が難しかったのですが、２人ともいつもありがとう。

昨日指摘されたとおり、谷足１本にしっかり荷重する目的で、直滑降からのＪターンと、山足スキーのトップを上げて谷足スキーにクロスさせる練習を行ないました。目的は同じでも、それを会得できるようになるまでの過程は人によって違うので、様々な方法を試してみる必要があります。

こうして、夜７時まで滑って、ナイター照明の中集合写真を撮りました。Keijinの顔が引きつっているのは、撮影に手間取って寒さに凍えているからです。 今シーズンも苗場スキー場では、夜10時のナイター営業終了後のゲレンデで、打上げ花火を上げるイベントが行われています。今回は、ホテルの中から眺めることになりました。

翌朝７時、朝食前の早朝スキーに出発。圧雪されたばかりのバーンで、昨晩ビデオで注意された点を復習します。 一昨年の苗場では、Chrisの滑りが劇的な変化を見せて驚かされましたが、今回は山足スキーのトップを上げる練習で、Archieの滑りが変わってきました。「向上する」というのが、Think Tankスキーツアーのいいところです。

今日は、また昨日と違って、好天になりました。山間から朝日が覗いて、午前８時にゴンドラが動き始めると、Keijin、Shin、Makotoは山頂まで登る気合の入りようです。 名残惜しいのですが、食事とチェックアウトを済ませたら11時に出発。 ところで、混雑するロビーで改めて思ったのですが、今回はホテル内の雰囲気がちょっと違います。子供の集団がロビーを占拠していたり、大風呂で泳いでいたり。若いスキーヤーが減って、30歳代、40歳代のファミリーが中心とはいっても、数が多すぎます。 どうも、スキーヤーの減少を埋め合わせるために、スキー修学旅行のような団体を受け入れているようですね。苗場プリンスと言えば、若いカップルが多いリゾートホテルと言うブランドだったのですが、デフレの経済状況と子供のためならお金を使う親の金銭感覚とで、「苗場観光ホテル」と化しています。

今回も、関越自動車道へ向かう途中で、日帰り入浴することにしました。一昨年同様、国道17号線沿い猿ヶ京温泉の テルメ国境 です。露天風呂での楽しいひと時、全員写っていないのが残念ですが、笑い声が聞こえてきそうな写真でしょう。

温泉から出たら、休憩室のマッサージ機へ直行。「ア〜！ウ〜！」と、Keijinが歓喜の声を上げます。こういうのを見てると、「 Think Tankヘルスセンター・ツアー」でも参加者が集まりそうですね。

赤城高原サービスエリアで遅い昼食をとって、往路の集合地点である高坂サービスエリアへ戻ってきたのは午後４時。今回は会計のために、Shinがノートパソコンを持ってきてくれました。 外環道経由で市川へ帰るKeijinとは、ここでお別れです。Shin号とWickey号は、練馬までの渋滞と、環８に入ってからの渋滞を抜けて、やっと第三京浜に入りました。ところがチョッと、ここでアクシデント。 往路同様、「料金所を入ったところで乗り換えようね」と言って玉川の入口を入ったら、入口には料金所はなかったんですね。

川崎インターからすぐのところに住んでいるShinには申し訳なかったのですが、保土ヶ谷料金所を出て保土ヶ谷パーキングエリヤまで来てもらいました。ここで、Wickey号の荷物を詰め直し、再びMakoto宅まで５人乗りです。

Makotoの次は、レディファーストでChrisを送る予定だったのですが、Wickeyが「Archieを先に送る」と強行に主張したため、Wickey号はArchie宅の後８時頃Temple宅へ到着。 ツアー最後の写真は、Chrisを送っていくWickeyを写すことになりました。２人を乗せた車が闇に消えるのを見送ることになろうとは、ツアーは最後まで何が起こるか判りません。（Wickey号は、この後迷いながらも８時40分にChris宅に到着したそうです。みなさんご安心ください）

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