Think Tank 2.5 Day Ski Tour
in Kandatsu/Iwappara

パインリッジリゾート神立
岩原スキー場

2007年2月10日(土)−12日(月・祝)

参加者
Wickey　Temple

1999年末からThink Tank Ski Tourを始めましたが、年末スキー同様、翌１月の1.5日スキー（土曜夜発スキー場泊）も続けてきました。ところが、今年１月は、スキーレギュラーメンバーのShinが、ラグビーの練習の都合で参加できないため、見送りとなりました。 しかし、予定していた１月７日は、台風並みに急発達した低気圧の影響で、山は大荒れの天気、各地で遭難が相次ぎました。年末スキーで訪れた 焼額山スキー場 でも、スノーボードをしていた男性６人グループが道に迷い、下山できなくなるという事故が発生しました。毎度お騒がせの ＧＡＬＡ湯沢スキー場 でも、強風のためゴンドラが運行できず、山頂のレストハウスに取り残されたスキー客約3200人が、約６時間に渡って足止めされる事態に。 まあ、結果的には、スキーに行かなくてよかったということです。 というわけで、２月の連休を利用してスキーに行くことになりましたが、今度は、年末スキーで張り切りすぎたShinが腰痛で不参加に。結局、WickeyとTempleの２人で「仲良く」行くことになりました。 例年は、土曜日のThink Tank終了後に横浜を出発、東京から最終の越後湯沢行き新幹線に乗車し、スキー場で仮眠、翌日曜日に滑って帰るという1.5日型ですが、今年は、年末スキーに行けなかったWickeyの希望もあり、１泊２日にスキー場の前泊をを付けた2.5日型です。 仮眠施設を備えた パインリッジリゾート神立 や ＧＡＬＡ湯沢スキー場 には、隣接するホテル等はありません。越後湯沢駅周辺に宿泊し、翌日は別のスキー場で滑ってもよいと考えたのですが、駅周辺のホテルの予約はいっぱい。唯一、 岩原スキー場 近くのホテルが空いていました。

出発直前までは、ＧＡＬＡへ行くつもりだったのですが、先月の事件もあったし、悪天候には弱いスキー場なので、東京へ向う東海道線の中で急遽、パインリッジリゾート神立に行き先を変更することにしました。神立の仮眠所の方が、パジャマ、マット、毛布のサービスと大浴場が付いていて、ゆっくり休めるのも理由です。変更したといっても、越後湯沢駅で乗るバスを選ぶだけなのですが。 というわけで、翌朝８時15分、スキーセンターからゲレンデへ向うリフトに乗っているところです。今年は暖冬・雪不足のため営業できないスキー場も多く、心配していたのですが、ご覧のとおり、ゲレンデコンディションは悪くないようです。 しかし、連休だというのにスキーヤー、ボーダーの数は少なく、並行するペアリフト３基のうち運転しているのは１基だけです。まあ、空いているに越したことはないのですが、ちょっと寂しいですね。

まずは、ゲレンデレストランで朝食です。今回は、仮眠パック[6,500円]（リフト１日券4,200円＋クアハウス[仮眠所]3,000円＋朝食500円）を購入し、鳥唐揚げ定食を食べています。

時刻は10時45分、リフト待ちはほとんどなく、既に10本ほど滑りました。先シーズンは大雪のため閉鎖されていたミルキーウェイが、今年はオープン。2500ｍのダウンヒルコースは、景色も良くて、このスキー場で最も楽しめるコースです。メーンゲレンデとはリフトが独立しているので、リフト待ちがないのもいいのですが、最後の緩斜面はリフト乗場手前でスピードが落ち、漕がなければならないのが残念です。

やはり、暖冬の影響で、アイスバーンの箇所がありますが、滑りの方はどうでしょうか。ウ〜ン、目立った進歩はないですが、本人は結構楽しんでいます。

さて、昼食ですが、この時ばかりは連休を実感。食券を買うのに30分くらい並びました。ビデオ撮りをしていて、レストハウスに入ったのが12時近くになってしまったのが敗因でした。しかし、リフトもゲレンデも空いているのに、どこにこんなに人がいるのか不思議です。 今シーズンから、お好み焼き屋がオープンしていて、Wickeyがさっそくたこ焼きを食べています。

午後も、ミルキーウェイを中心に滑りました。午前中は、頂上付近で強風と雪で前が見えない状態でしたが、夕刻にはご覧のように晴れ間から日が差すようになりました。今日は、岩原スキー場のホテルまで移動しなければならないため、スキーウェアのまま16：20発のシャトルバスでパインリッジリゾート神立を後にしました。

失礼ですが、この旅館に宿泊するわけではありません。越後湯沢駅東口から５分ほど歩いたところにある、温泉街巡回バスの乗場です。

今回宿泊した、 ホテルエクストラ岩原 です。レンタルスキーやスキーロッカーも完備していますが、ゲレンデまでは５分ほど歩かなければなりません。

気分は、すっかり温泉旅館です。部屋数118室・収容人数400人のホテルにしては、大浴場はちょっと狭いですが、ベランダ露天風呂も付いています。部屋のテレビに、ビデオ端子がないのが残念でした。

驚いたのは夕食です。チェックイン時に、すぐ夕食のメニューと時刻を予約してくれと言われましたが、すき焼き・しゃぶしゃぶ等のメインメニューは既に一杯で、バイキングになるとのこと。そして、フロント脇の喫茶コーナーに用意されていたメニューは、スパゲティサラダ、フライドポテト、鳥唐揚げ、ハンバーグ、おでん、カレーにご飯。何故か、甘エビとスモークサーモンがありました。何だか、安い宴会コースのような内容です。そして、デザートに用意されていたのは、リンゴに野菜まん。 不安は的中するもので、翌日の朝食バイキングも、同じようなメニューでした。

チェックアウトを済ませ、荷物はコインロッカーに預けて（部屋にあった入浴用のタオルは借りたまま）、スキー場に向いました。 岩原スキー場は、2004年1月の1.5日スキーツアーで訪れました（ こちら 参照）。ゴンドラ沿いのコースは中・緩斜面だけなので、今回は山頂クワッドリフトで、頂上の急斜面だけを滑ります。このスキー場は、コース幅が広く見通しもいいので、繰り返し練習するには最適です。

飯士ジャイアントコースの中ほどでの滑りです（上部は斜面がキツイので、もう少し上達したらお見せします）。スピーカーが設置されたリフト支柱の真下で撮影したので、ゲレンデのＢＧＭも一緒にお楽しみください。

少し下がって、緩斜面になる手前です。この程度の斜面だと、余裕がありますね。今度はリフト支柱の滑車が、怪しい効果音になっています。一時、晴れてきたのでTempleが帽子とゴーグルを外していますが、この後すぐ雪模様に戻りました。Wickeyには申し訳ありませんが、カメラのファインダーが曇って、被写体を見失っています。

昼食は、ゲレンデ中央に並んでいるレストランの中から、 ホテルアルパイン で名物の「ごはん付すきやき鍋うどんセット」を食べています。このホテルは、トイレに続く通路の壁に、過去の宿泊客の記念写真が貼ってあって、スキー用具やウェアの歴史を見ることができます。

つかの間、ガスが晴れて、麓が見えるようになりました。このワイドなゲレンデが、岩原スキー場の特徴です。

今回も、カメラマンが滑走しながらの「動画」撮影に挑戦しました。山頂クワッドリフト乗場までの緩斜面は、気持ちよく滑ることができます。ちょっと風の音が強いですが、遠ざかるボーダーで、スピードを感じてもらえるでしょうか。

今日も帰る頃になって、晴れてきました。山頂クワッドの降り場から斜面とは反対側を見ています。尾根伝いに右手には 舞子後楽園スキー場 のゴンドラ山頂駅、そして、麓のスキーセンターやホテルの向こうには、関越自動車道の塩沢石内ＩＣが見えます。 ホテルに戻ったら、温泉にゆっくり浸かって朝を流しました（ここでタオルは返却）。スキー場からシャトルバスで、越後湯沢駅へ戻ります。

大源太川にかかる岩原端の上から、岩原スキー場を見たところです。スキー場の標高の高いところでは雪でしたが、道路には全く雪がなく、下部のゲレンデは土が透けて黒ずんでいます。

越後湯沢駅もこのとおり。先シーズンは、高く積まれた雪の壁で、道路側から駅舎が見えない状態でしたが、今年は雨が降っています。

今回は、指定を取ったの新幹線の発車まで余裕があるので、駅構内の にぎり飯屋・豊作 で夕食をとることにしました。混んでいましたが、そこは２人連れ、それほど待たずに入れました。注文したのは、あぶり岩たこの押し寿司（定食1,200円）と旨味味噌だれ押し寿司（定食1,050円）。後者は、ゆでた豚肉（越後もち豚）の押し寿司です。 お土産と車内用のつまみとビールを買ったら、越後湯沢駅発19:00の上越新幹線とき344号に乗車、東京駅に20:12に到着、今回のスキーも終わりました。