Think Tank 2008 Ski Tour
in Happoone

長野県白馬八方尾根スキー場

2008年12月27日(土)−29日(月)

参加者
Shin　Temple　Wickey

毎年末恒例のThink Tank スキーツアーですが、今回はShinの希望で白馬八方尾根スキー場へ行くことにしました。白馬地域には他にも、白馬五竜、岩岳、栂池高原などのスキー場がありますが、年末スキーで行くのは今回が初めてです。 ところが、直前になってShinの所属するラグビー・チームが大会を勝ち進み、当日が試合の日程と重なることになってしまいました。結局、Shinはスキーに参加、チームも試合に勝ったそうです。

12月27日朝は、東京発07：28の長野新幹線あさま505号に乗車、長野駅には08：53着。冬晴れの日差しと、駅前には雪がほとんどないことに、スキー場の状態がちょと不安になります。実は、八方尾根スキー場は雪不足のため、前日まで上部のリフトしか運行されておらず、麓まで滑って帰れないという情報を得ていました。 長野駅からは、09：10発の松本電気鉄道の急行バスを利用、白馬方面でも遠くのスキー場へ向かう乗客から順に荷物を積み込み乗車します。1998年の長野オリンピック開催に合わせて長野新幹線とバイパスが整備されるまでは、白馬は中央本線回りで「遠い」スキー場のイメージがありましたが、今日は東京から約３時間、10：20に到着する予定です。

八方尾根バスターミナルに、ほぼ定刻どおりに到着しました。ご覧のとおり、辺りは前日に降った雪が積もっていて、まずは一安心です。

今回宿泊する旅館ＦＵＲＵＹＡはバスターミナルから徒歩５分ほど、見かけは普通の民家で、道路に出た看板に注意していないと見過ごしてしまいそうです。

着替えを済ませ、宿で紹介されたスパイシー八方店でShinとWickeyは板とストックを借りました（２人ともブーツは持参しています）。意外だったのは、外国人の店員が、これまた海外からのスキー客の対応をしていたことです。世界同時不況と急激な円高で、今シーズンはスキー場で外国人を見ることもないだろうと思っていたのですが、白馬はオリンピック開催地だけあって例外のようです。

時刻はもう11時30分、信州とくれば「そば」ということで、目の前の「まえだ」で昼食にしました。

値段は横浜・東京と変わりませんが、そばの量が多くて「そばを食べた」という満足感があります。

腹ごしらえも済んで、いざゲレンデへ。まずはゴンドラで一気に中腹へ．．．と、スキーを担いで乗り場まで１０分ほど歩きましたが、着いてみると強風のため運行中止になったばかり。並行するリフトも運行中止のため、現場はスキーヤーとボーダーで混乱していました。宙吊りのゴンドラを見上げて、乗れなかったのは運がいいのか悪いのか考えます。 再びスキーを担いで歩くこと１０分、山頂に向かって左端（北風が避けられる南斜面）の名木山ゲレンデでリフトに乗りましたが、こちら側も中腹より上のリフトは止まっていました。

というわけで、リフト２本乗り継いだところが本日の最高地点です。

ゴンドラを含めて２８本のリフトを備える大スキー場ですから、２本のリフトでチマチマと滑っているのもつまらない．．．と、欲を出したのがいけませんでした。国際ゲレンデへ降りてみたら、やっぱりリフトは止まっていました。山頂を中心に斜面が扇形に広がるスキー場ですから、麓まで降りてしまうとゲレンデ間の移動は徒歩かシャトルバスしかありません。

晴天に恵まれ積雪も十分なのですが、強風には勝てません。今日は朝も早かったことから、のんびり滑ろうと納得しています。

さて１日目の滑りですが、中高部のゲレンデへ行けないので緩斜面での撮影になっています。雑音から、風の強さが判っていただけるでしょう。【画像をクリックすると動画を再生します】

今回宿泊した旅館ＦＵＲＵＹＡは、乾燥室も広くスキー宿として使いやすいものです。

そして夕食は、品数も豊富で量も十分。利用者のブログで「肉料理が冷たかった」と書かれていたので心配しましたが、確かに作り置きのものを配膳した様子です。少ないスタッフで経営されているので仕方がないのでしょうが、配膳直前に暖め直してもらえたらよかったとも思います。

そして、部屋ではこたつを囲んで乾杯。大河ドラマの総集編を見ながら、すっかり年末スキーを満喫しています。

翌朝です。事前の案内では、入浴時間は16：00〜23：00とされていたのですが、希望者には朝風呂を用意してくれるということでした。今回は満室ではなかったようなので、浴室も余裕がありゆったりと入れました。 ところでこの写真、浮かない顔をしていますが、浴槽の湯が十分暖まっていないのです。高温の源泉が掛け流しになっているわけではないので、宿の準備が遅れたようです。

２泊３日のツアーの２日目ですから、本当は存分にスキーを楽しむはずなのですが．．．、前日の強風に雪が加わって猛吹雪です。リフトは度々止まるし、目の前は真っ白で何も見えないし、お金と時間をかけて、なぜこんな辛い思いをしているか判りません。低温で電池が作動しないため、カメラも時々使えなくなります。そんな中で、Shinの滑りを撮影しましたが、手袋をはずしてカメラを持つ手が寒くてうまく使えません。【画像をクリックすると動画を再生します】

３日目は、文句の付けようのない好天気。やっと、八方尾根を満喫できます。

こうして頂上に立つことができました。「スキー板とストックはどうしたか？」ですか。最上部のゲレンデは雪不足で規制されていて、リフトに乗るときに板をはずしてきました。

この写真、降り場直前でリフトが止まって、ShinとWickeyが宙吊りになっているところです。直前のボーダーが転倒し自動停止したのですが、係員が外国人のため麓の事務所との電話連絡がうまくいかないらしく、なかなか復旧しません。安全管理にかかわる部分は、しっかりとした対応をしてもらいたいものです。

昼食は、黒菱ゲレンデでカレーを食べています。最終日、せっかくの好天を楽しもうと夢中で滑っていたので、ゲレンデでの写真がありませんが、午後３時までたっぷり楽しみました。 宿で温泉につかって汗を流して、ターミナルから長野駅行きのバスに乗ったのが１６時４５分。ここで心配なのが、予定通りの時刻に長野駅に到着するかどうかです。2005年の 年末スキーでも、指定席を取った新幹線に間に合いませんでした。今回は．．．、またも間に合いませんでしたが、駅の様子がちょっと変です。前日から続くＪＲ 東日本のダイヤの混乱で、新幹線が遅れています（こちら参照）。結局、予定の列車に乗れましたが、駅構内の駅弁は売り切れ、やっと車内販売にありついたものの、なぜか「良じおんちゃんの牛たん麦飯」という仙台の駅弁でした。 というわけで、不思議な幕切れとなった今回のツアーでした。